2023秋 台湾旅③

台北に行くたびに訪れるのが故宮博物院。周りの人に聞くと、

・あまり興味ないかな。1回行ったしもーえーわ。

・どれだけ見ても終わらない。疲れたー。

と少し不評の声も聞くのだが、私と母は割と好きで、特に母のワクワクが止まらず、今回は故宮博物院の中にあるレストランまで予約した。今までは、疲れるかお腹が空いたら退散するしかなかったのだが、ランチを挟むことで、休憩して再度ミュージアムに戻ることができるので、思う存分楽しめるよねってことで。

博物院の入館チケットも事前にオンラインで購入していたので、QRコードを見せて入場できました。確か、入り口にいるお姉さんがスキャナで読み取ってくれたので、2人分まとめて見せて、すんなり通過。

ちなみに入場チケットはこちらから。※台湾人でない方は、非ROC市民のチケットを購入。

國立故宮博物院 官方線上售票網
國立故宮博物院 官方線上售票網,電子門票入館免換票,即買即用,享專屬通道入館。

とりあえず白菜を見て心を落ち着かせる。『角煮』は南院にあるらしく、そちらは別途入場料がかかるし、北院だけで結構見るものあるし、まぁいっか、となりました。毎回同じものを見る必要もないしね。

今回の期間限定イベント。何これ、可愛い!!日本のお堅い博物館で、こんな演出ないよね?!

故宮博物院のイメージとこの雰囲気があまりにも乖離しすぎて、期待せずに踏み込んだのだが、かなり良かった。今回一番好きだったかもしれない。

リュートの形の懐中時計。もはやジュエリーやん。

しかも一般的なリュートとはこれらしい。全然違って唖然。

こちらは、金のオルゴール付嗅ぎタバコBOX。情報量・・・。嗅ぎタバコが何か知らないけど、貴族が嗜むようなものだったのかな、とか想像してみる。Musical SnuffBoxだから、音楽が流れると思うんだけど、その機能要る?!とか色々思いつつ、彫りの細かさや美しさに見入ってました。

そんな調子で、このあと数部屋見て、あっという間に2時間くらい経過したので、ランチへGO!!

ちなみにレストランもオンラインから1ヶ月先の日付まで予約可能。行ったのは平日だったので、予約しなくても入れそうだったけど、休日はもしかしたら予約した方が良いかもしれないですね。

予約した故宮晶華は同じ敷地内にあって、徒歩移動可能です。

到着!

無性に食べたくなったので、なぜかここで小籠包。

牛肉麺。台湾って割と薄味なんだけど、ダシが美味しくて、この牛肉麺もそんな感じだった。なぜかみんな食べてた。有名なのかな?

台湾オムレツ。客家小館のオムレツをいたく気に入った母が、ここでもオーダー。待てど暮せどこなくて、そろそろ断って帰ろかー、と言いかけたらきた。めちゃめちゃ分厚くて、恐らく火を通すのに時間がかかるっぽい。フワフワで、シャキシャキ感は少なく、リッチな食べ物だった。貴族のオムレツか。

オムレツがくる前に結構お腹いっぱいになっていたので、半分お土産にしてもらって、博物院に戻る。

と、入り口でお兄さんに「食べ物はダメ!」と怒られて、隣にあるロッカーに預けるよう案内された。

色々と、ちゃんと用意されているのね。人に優しくて丁寧で、台湾好き。

昼以降も足を棒にしながらまわり、特にガン見したのは、装飾が細かい家具。常々、自分の家にこういう部屋を1部屋作って、茶葉や茶器を飾りたいと思っている。

足の限界がきたと同時に北院を全て制覇したので、満足して帰路に着く。

今までは、博物院の出口にタクシーが横付けするので、それに乗って士林駅まで送ってもらっていたのだけど、今回も乗り込もうとすると、台湾の若者に「これは私が呼んだタクシーです」とスマホ画面のコードと、そのタクシーの番号が一致しているのを見せられ、そうかー、コロナ禍で来ない間に台湾も変わったんだなぁとしみじみ思ったのでした。どうしよう、どうしようと焦っていたら、ちょうどループバスがきて無事に帰れたけど、次に行く時までに調べておかないとなぁ。。。

士林駅に着いた頃には15時を過ぎていたので、途中でお茶休憩したくて中山駅で下車。駅直結の「誠品生活南西」にあるFLIPPER’Sというカフェで適当にコーヒーを頼んだ。あとで調べると、日本のカフェだそうで、しかも食すべきはスフレパンケーキだそうで・・・普段甘いものに興味がないから適当に過ごしているとこういうことに。興味あることもないことも、食わず嫌いせずに情報収集しとかなきゃ、ですね。

「誠品生活南西」は、もともと「新光三越二館」だった場所にあり、確かに、15年前に中山駅を降りた時はもっと三越だらけだったような。。とボンヤリ感じていたのは間違っていなかった。いつものことなのですが、旅行から帰った後に調べて少しスッキリしたり、もっと調べていけば良かった、と思うことが多々あり、前は「あーなんで自分はこうなんだ」と後悔していたのですが、今は「また行くっていうことか」とポジティブすぎる脳内変換をしています。そう考えていると、不思議と再訪する機会に恵まれるような気がします。

翌日は朝ちゃんと起きないといけないので、どこかで夕食を調達して帰ろう、ということになり、コーヒーを飲みながら調べていたらホテルの近くに69年老店面攤という、持ち帰り可能なラーメン屋さんを見つけたので、我々は食べられるものがあるんか?!とドキドキしながら向かう。

大通りから、ほんまにここ?!みたいな細い道に入り進んでいくと、発見。

お店には数席あり、閉店間近に関わらず、現地の人がもりもり食べていました。テイクアウトも数名並んでおり、こんな路地裏なのに!?と驚くほど繁盛していました。観光の民には少しハードル高めですが、オーダーを取りに店から出てきてくれたお兄さんに聞くと、ルーローハンは品切れで、鶏糸麺、青菜湯、猪肺、猪舌などをオススメしてくれたので、鶏糸麺、青菜卵花湯、猪舌、猪心をお願いしました。

鶏糸麺は鶏胸肉が入ったラーメン、青菜卵花湯は青梗菜みたいな葉物とふわふわ卵が入ったスープで、この2つはスープは同じあっさり出汁でした。猪舌、猪心はそれぞれタンとハツで、さっと茹でてタレに絡めたものを袋に入れてくれました。この時、円換算は4を掛けていたので、昔より台湾ドル高くなったなぁ。。。とは思っていましたが、それでも激安じゃないですか!!

帰り道にビールも調達し、ホテルの部屋に帰って、昨日の残り物と本日の戦利品とで宴を開催。リラックスして散らかし過ぎたので写真は自粛。どれも美味しかったのですが、特に豚舌、豚心。たぶん新鮮なものなのでプリプリで、タレもうまー!!ビールがすすむー!!と暴飲暴食してやった。

台北駅から歩ける距離なので、また行きたいと思います。次回はもう少し早い時間帯に伺って、ルーローハンも頂きたいですね。

【69年老店面攤】
台北市 大同區 華陰街101巷5號
※各台北駅から徒歩6〜10分

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